バックエンド エラー トラッキングのための Single Step Instrumentation

概要

スタンドアロンのバックエンド エラー トラッキングを有効化するには、Enable APM Instrumentation と Error Tracking Standalone のオプションを指定して Datadog Agent をインストールまたは更新します。 これにより、追加のインストールや設定手順なしで、アプリケーションを自動的にインスツルメントできます。

スタンドアロン バックエンド エラー トラッキングをインストール

以下の例は、それぞれのデプロイメントタイプでどのように動作するかを示します。

    Linux ホストの場合:

    1. 1 行のインストールコマンドを実行します。

      DD_API_KEY=<YOUR_DD_API_KEY> DD_SITE="<YOUR_DD_SITE>" DD_APM_INSTRUMENTATION_ENABLED=host DD_APM_INSTRUMENTATION_LIBRARIES="java:1,python:2,js:5,dotnet:3,php:1" DD_APM_ERROR_TRACKING_STANDALONE=true DD_ENV=<AGENT_ENV> bash -c "$(curl -L https://install.datadoghq.com/scripts/install_script_agent7.sh)"

      <YOUR_DD_API_KEY> をお使いの Datadog API キー に、<YOUR_DD_SITE> をお使いの Datadog サイト に、そして <AGENT_ENV> を Agent がインストールされている環境に置き換えます (例: staging)。

    2. ホストまたは VM 上のサービスを再起動します。

    次のいずれかの方法で Agent をインストールすると、バックエンド エラー トラッキングを有効化できます:

    • Datadog オペレーター
    • Datadog Helm chart
    Single Step Instrumentation は、Datadog Agent をインストールしたネームスペース内のアプリケーションをインスツルメントしません。アプリケーションを実行しない別のネームスペースを作成し、そこに Datadog Agent をインストールすることが推奨されます。

    要件

    • Kubernetes v1.20+
    • Datadog Operator をデプロイするための Helm。
    • Datadog Agent をインストールするための Kubectl CLI。
    Datadog Operator を使用してクラスター全体で Single Step Instrumentation を有効化するには、次の手順に従います。これにより、サポート対象の言語で記述されたすべてのアプリケーションでトレースが有効になります。
    1. Helm を使用して Datadog Operator v1.14.0+ をインストールします:
      helm repo add datadog https://helm.datadoghq.com
helm repo update
helm install my-datadog-operator datadog/datadog-operator
    2. Datadog の API キー を保存する Kubernetes Secret を作成します:
      kubectl create secret generic datadog-secret --from-literal api-key=<YOUR_DD_API_KEY>
    3. Datadog Agent のデプロイ構成を含む datadog-agent.yaml を作成します。もっとも簡単な設定は以下のとおりです。
      apiVersion: datadoghq.com/v2alpha1
kind: DatadogAgent
metadata:
  name: datadog
spec:
  global:
    site: <DATADOG_SITE>
    tags:
      - env:<AGENT_ENV>
    credentials:
      apiSecret:
        secretName: datadog-secret
        keyName: api-key
    env:
      - name: DD_CORE_AGENT_ENABLED
        value: "false"
  features:
    apm:
      errorTrackingStandalone:
        enabled: true
      instrumentation:
        enabled: true
        libVersions:
          java: "1"
          dotnet: "3"
          python: "2"
          js: "5"
          php: "1"
      <DATADOG_SITE> をお使いの Datadog サイト に、<AGENT_ENV> を Agent がインストールされている環境に置き換えます (例: env:staging)。
    4. 次のコマンドを実行します。
      kubectl apply -f /path/to/your/datadog-agent.yaml
    5. Datadog Cluster Agent の変更が反映されるまで数分待ち、アプリケーションを再起動します。

    Helm を使用してクラスター全体で Single Step Instrumentation を有効化するには、次の手順に従います。これにより、サポート対象の言語で記述されたすべてのアプリケーションでトレースが有効になります。

    1. Helm Datadog リポジトリを追加します。
       helm repo add datadog https://helm.datadoghq.com
 helm repo update
    2. Datadog の API キー を保存する Kubernetes Secret を作成します:
      kubectl create secret generic datadog-secret --from-literal api-key=<YOUR_DD_API_KEY>
    3. datadog-values.yaml を作成し、以下の構成を追加します。
      agents:
  containers:
    agent:
      env:
        - name: DD_CORE_AGENT_ENABLED
          value: "false"
datadog:
  processAgent:
    enabled: false
    containerCollection: false
  apiKeyExistingSecret: datadog-secret
  site: <DATADOG_SITE>
  tags:
    - env:<AGENT_ENV>
  apm:
    errorTrackingStandalone:
      enabled: true
    # Required to enable Single-Step Instrumentation
    instrumentation:
      enabled: true
      libVersions:
        java: "1"
        dotnet: "3"
        python: "2"
        js: "5"
        php: "1"
      <DATADOG_SITE> をお使いの Datadog サイト に、<AGENT_ENV> を Agent がインストールされている環境に置き換えます (例: env:staging)。
    4. 次のコマンドを実行して Agent をデプロイします:
      helm install datadog-agent -f datadog-values.yaml datadog/datadog
    5. Datadog Cluster Agent の変更が反映されるまで数分待ち、アプリケーションを再起動します。

    その他の参考資料

    お役に立つドキュメント、リンクや記事:

    Error Tracking の問題の状態とワークフロードキュメント more more エラートラッキングエクスプローラーについてドキュメント more more インフラストラクチャー モニタリングを有効化ガイド more more APM を有効にするガイド more more